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ganbaru_yozemikun @excite.co.jp もじゃもじゃヘアー 以前の記事
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2006年 06月 21日
というのも、わたしの髪の毛は剛毛かつ多毛、しかもナチュラル・カーリー・ヘアーいわゆる若者言葉の「天パー」と呼ばれるやつだからである。 多量に湿気を含んだ毛先の1本1本が、大掃除のときに風呂場の溝部をゴシゴシこすって諸方に広がった薄汚い歯ブラシのように、あらぬ方向に伸び、縮れ、まったく統一感がない。 もし平成の世に与謝野晶子が生きていたならば、わたしのチリ毛を指差して、 「あ、乱れ髪!」 と、揶揄するであろうことは想像に難くない。生きてたら。 そんなわけで、宿命的に頭部へのハンディキャップを背負っているわたしは、 常日頃からニットキャップや、ハンチング、シルクハット、野球帽(広島東洋カープの)、正チャン帽などを被り、言うことを聞かない生意気なチリ毛たちを上から押さえつけることでなんとかリカバーしているのだが、 言うまでもなく夏場はヒジョーに蒸れるため、帽子のなかで頭髪がミステリーサークルをこしらえる際に横倒しされたイネのような状態になっており、すごいヤダ。 先日、懇親会で目上の者と同席することになり、もちろん常識的にわたしは被っていた帽子を脱いだわけであるが、帽子のなかから飛び出したチリ毛は、見るも無惨な奇天烈ヘアースタイルに変貌していた。 それを見た目上の者は、 「苦悩しているひとの髪型だね」と、評し、「文豪か!」とツッコミを入れた。 たしかにわたしの頭部は、かつて三省堂の国語教科書で見た太宰や芥川のような なんとも形容し難い、哲学的な髪型そのものであった。 「ノベリストカットか……ふふっ」 わたしはアゴに親指と人さし指を添え、シニカルな笑みを浮かべると、 傍らのビールをゴキュと流し込んだ。 ヘアスタイル
by ganbaru_yozemikun
| 2006-06-21 17:26
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