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2004年 11月 09日
ある日を境に、俺と小田島の身長は逆転した。
小田島は三度のメシよりウイダーインゼリーが好きで、 よく歩きながら、ちゅうちゅうやっていたんだが、巨大な小田島がウイダーインゼリーを1滴も残さず、搾り取るように握りしめて飲んでいる猫背姿がおもしろかった。あまりに不釣り合いだったからだ。 そんな小田島だが、いつものようにウイダーを握りしめて歩道をしゃしゃしゃと機敏に歩いていると、佐川急便の軽トラがハンドリングをミスったのか歩道の小田島めがけて一直線に突っ込んできて、ウイダーをちゅうちゅう飲んでいた小田島を思いっきり跳ね上げ、小田島は空中で4回転半ジャンプにひねりを加えて、前方伸身かかえこみをかまして、「ウイダー!」と叫びながら落下して、見事着地に成功! なワケなくて、ありえない角度に両足がぐにゃりと曲がって地面に叩き付けられた。 極度に痛みに弱い小田島は「おんぎゃー!!!!!!」と苦悶の表情で叫んだようだが、 実際は、声も出なかったらしい。 「なんつーか、喉から背骨がつき出しているような体の熱さだった」と、小田島は病床で語って、そりゃ相当痛ぇなー、と俺は言った。 佐川のアホが何度となく小田島のお見舞いに来たが、職業柄なのか、病室に響き渡るほど声がでかくて、やたら威勢がいいので、小田島の年の離れた小6のいもうとがブチキレて、「てめぇの喉仏を万力でゆっくり締め上げて、コリっと潰すぞこのハゲ」と言ってアホ佐川を追い返したことがあったが、佐川はそれ以降も懲りずに何度も「すいませんすいません」と頭を下げにやってきた。 ある日、「アンタも反省してるみたいだし、何度謝られてたってどーしようもないからもう来ないでいいよ」と小田島が言ったら、その日以来、佐川はパタリと来なくなって、代わりに北海道産地直送のカニやらエビやらホタテを飛脚クール便で大量に送りつけてきた。 小田島は家族といっしょに病床でカニをつまみながら 「カニを食うには、細かい手の動きが必要だからめんどくせーな」と言って、 買い溜めしたウイダーインゼリーを飲んだ。 小田島は病院でリハビリを繰り返したが、どうやってもやはり両脚は元通りにはならず、車椅子を余儀なくされた。身長190センチの小田島が半分になった。 (つづく)
by ganbaru_yozemikun
| 2004-11-09 19:05
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