カレンダー
メモ帳
mailはコチラまで
ganbaru_yozemikun @excite.co.jp もじゃもじゃヘアー 以前の記事
カテゴリ
フォロー中のブログ
まるのうらがわ♪
心のいい旅夢気分♪ 六波返し バイトなのでわかりません I'm bored Nikkiiiiiii ... Nikkiiiiiii ... Nikkiiiiiii ... 夜景写真家 村野 寛明 ... 最新のトラックバック
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2005年 09月 03日
表面は一色で、ロゴも模様も数字も書かれていない。 テレホンカード、パスネットなどと違って角がまるくなっていない。 トレカほどの厚みだが、磁気に反応するのかよく分からない。 ただし、「△ IN」と書いてあるので、どこかに入れて使うものだろう。 一体、なにに使うカードだろうか? 裏面を見ると、ぽつぽつの突起が横一列に並んである。 点字か、と思い、そっと指でなぞってみると、人のぬくもりを感じた。 落とし主だろうか。まだ温かい。 しばらく胸に当てていたような、尻の下に敷いていたような、そんな温かさだ。 私はあたりを見渡す。 落とし主はまだこの近くにいるかもしれない。 大切なカードを落として困ってるかもしれない。 駅前ロータリー、都市の早さで流れる人の群れ。 しかし、挙動不審に辺りを見渡しているのは、私一人であった。 用途不明のカード。 持っていても仕方がないので交番に届けることにする。 交番までの道すがら、改めてそのカードを見てみるが、 果たしてこれは点字などではない。 明らかにローマ字で書かれてある。「SA.YO.NA.RA」と。 通行人が悲鳴をあげている。 瞬間、都市の流れが停止する。 どうやら女が飛び降りたようだ。
by ganbaru_yozemikun
| 2005-09-03 04:23
|
ファン申請 |
||